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​島滋男 SIMA Sigeo

 

プロフィール

1958年生まれ 横浜市在住

あーとすたじお源 所属

ナチュラルアートの作り手として、まさに一切の美術教育や指導を受けづ、自身の心地よい楽しみとして、紙葉づくりを大切な時間としてきた。

​20代の時に段ボール会社に就き、そこで廃棄される様々な紙を自宅に持ち帰り、自分の想像する様々な形・大きさの葉を作り始めた。日中の仕事以外はすべて自宅にこもって葉づくりに勤しんだ。切り上げた葉にロウやクレヨンで色を擦り込み、彩色してからそれをポケットに入れて外出する。人通りのある歩道や公園に行き、落ちている枯葉の中に自作の紙葉を織り交ぜるようにして置いた。

そこで何気なく通り過ぎる人を観察する。誰も気が付かないか、それとも足を止めるか。それは彼の何気ない、そして大切な楽しい休日の一時だった。

そして会社を50台で退職してからも、自分でどこからともなく廃紙を集め、紙葉を作り続けている。ある時、出来上がった紙葉を色紙の上に散りばめてみると、自然に手が動き出した。気が付くと一枚一枚を大切に色紙の上に張り付けていた。

こうして島滋男の紙葉絵は始まった。60歳を過ぎてから。

​彼が一枚の葉を大切に紙の上に置く姿は、とても穏やかだ。静かで安らかなその表情は、まるで仏様を想わせる そんな安心する一時がそこにある。

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